FUGAHUM|2011-12 A/W
FUGAHUM
架空の国家"フガハム"で先住民族はかつて独自の文化を築いていた。
ところが、いつしかこの地を侵略する者が現れ、先住民族はその支配下で生き残るという運命を辿る。
それから時は流れ、現在(先住民族の第三世代)へと移行する。現在のフガハムは異邦者達が持ち込んだ物質が溢れかえり、その住人は文化、宗教、思想、更には侵略されたという歴史すらフラットに受け入れていた。
つまり、生まれながらに存在していた異邦人の生活を、彼等は編集し直し新たな価値観を築いていたのである。
"FUGAHUM"は、その歴史の断面を現代的なジャポニズムと捉え、ファッションだけにとどまらず様々な方法で表現し、"フガハム"という国を確立していくプロジェクトである。